ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-03-21から1日間の記事一覧

島根県の海で遊ぶ際に知っておきたい三つの怪異 -「濡れ女」(ぬれおんな)-

ぼくの故郷には海も山もない。 実家のある場所から遥か彼方、県境まで行けばかろうじて山々が連なるが、日常的な暮らしの中で望めるのは、青白い影のように浮かび上がる手も足も届かない山の姿だけだった。 まだ若かりし頃、山は見えるのだから自転車を使え…