ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-02-13から1日間の記事一覧

かごめかごめ

ぼくの地元は都心からはさほど遠くない関東近郊の片田舎、海もなければ山もなく、ただただ平野の広がる何もない土地だった。 実家は、そんな町の中心部に位置する商店街にあって、かつてはそこで小さな米穀商を営んでいた。 まだ子どもだった頃、その商店街…