ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-01-31から1日間の記事一覧

東方の三賢人

黒酒宙というのがぼくの祖父の名前だった。 読み方は姓がクロキ、そして名がチュウ、町内では「チュウさん」とか、人によっては「クロチュウ」とか呼ばれていた。 ただ、祖父は町内ではずいぶんと変わり者扱いされていて、近隣の多くの人々に陰口を叩かれた…