ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-01-01から1日間の記事一覧

笑顔

「浦島さん、この装置に入る前にあなたに言いたいことがあります。」 施設の外からは依然として男女入り乱れた悲鳴のような怒号のような声が絶え間なく響いてきていた。 「さてなんでしょうか、あまり雑談を交わしている余裕はありませんが、お聞きしましょ…