ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2015-11-08から1日間の記事一覧

大中小の中空

東京で居酒屋に入るといつも気になっていたのだが、 生ビールの「中」ジョッキはあるのに、 「小」と「大」はない店が非常に多い。 だったら別にメニューに「中」とか書かないで生ビールジョッキでいいじゃないか。 小も大もある店ならもちろん中の表記が必…

アシグロホウライタケ(Marasmiellus nigripes)- 松江城マッシュルームマップ

竹取物語の中に「蓬莱の玉の枝」というものが出てくる。 竹取物語といえば皆さんご存知、「竹取翁の物語」や「かぐや姫の物語」などと呼ばれることもある、日本で最古と言われる物語である。 最古というくらいなので、書かれた時期や作者に関しても不明とさ…

しあわせ歌謡曲

昨日の夜、ふいに水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」が頭をよぎり、 食器の洗い物をしながらやや大きめの声で歌ってみる。 大きめの声になったのは、 おそらくほろ酔いだからである。 二番が思い出せなくて一番をループする。 調べるのもしゃくなので一番…

スッポンタケ(Phallus impudicus)- 松江城マッシュルームマップ

ぼくはいままでの長い人生の中で、「スッポン」というものを一度も食べたことがない。 スッポン自体は子どもの頃から近所の池や川などで目撃したことは数知れないが、食材としてお目にかかったことは残念ながら皆無である。 スッポンといえば高級食材として…