ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2015-07-08から1日間の記事一覧

腐れ麻婆様 - きみぼくめし

豆腐は絹派か木綿派かといわれれば、ぼくは生粋の絹派である。 それが原因かどうかはわからないが、木綿豆腐を買ってくると、冷蔵庫の中で傷ませてしまうことが多い。 絹を冷蔵庫の中で腐らせた記憶はまったくないが、木綿は気付くと腐らせているケースがよ…

同型の憧憬 - 其の壱

小学校を卒業してからもう三十年近い年月が経つ。 ぼくは当時の田舎の小学生にはめずらしく、地元の中学校ではなく東京にある私立の中学校に進んだ。 その受験勉強のために、小学六年生の時の一年間は毎日毎日進学塾に通わされた。夏休みも冬休みも、ぼくに…