ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2015-06-29から1日間の記事一覧

ギロチン松 - 松江百景

松江城を囲むお堀の一角に、ひときわ目立つ独特の松の木が生えている。 堀の水面に湾曲するように頭を垂れている松の幹が遊歩道を跨いでトンネルのようになっているのだが、 「わ〜い、松の木のトンネルだ〜!」などと言って迂闊に走りぬけようとすると、そ…

溝口善兵衛屋敷門 - 松江百景

時々通る道の途中に、大きなお屋敷がある。 いつ通ってもその大きな門が閉ざされていて中は見えない。ずいぶん立派なお屋敷だなあとは思いつつも、それほど気にかけてはいなかったのだが、ある日、その門の前で通りすがった人がこう言っていた。 「あっ、こ…

松平直政の騎馬像 - 松江百景

世の中のいたる所には、歴史上の人物だったり著名人だったりのブロンズ像ってものがよく立てられているのを見かけるが、ぼくは基本的にそういう多くのブロンズ像にはまったく興味が無い。 そしてたいていの場合、「これ誰だよ。」というパターンが多い。 ま…