ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2015-05-06から1日間の記事一覧

三瓶山の殺生石

江戸時代に書かれた松江松平藩の地誌「雲陽誌」の山口の項に以下のような記述がある。 と、唐突に話はそれるのだが、ここで少しぼくの読んでいる「雲陽誌」について書いてみようと思う。 ぼくのいま参考にしているのは昭和四十六年に発行されている雄山閣版…

宮尾明神の河虎(かわこ)の詫び証文【後編、そして継続】

神主さんのご自宅の玄関先におじゃまして早々、ぼくは今回のフィールドワークの核になる質問を投げかけてみた。 「突然おじゃましてすみません、じつはこのあたりを散策しているものなんですが、この周辺に河童の詫び証文を保管している神社があると聞きまし…