ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

follow us in feedly

2015-05-01から1日間の記事一覧

玉造要害山の大天狗(後編)

石段を駆け上がったぼくの前に姿を現したのは朽ち果てた社であった。 神社であることはなんとなく把握できるのだが、どう考えてもいまはもう何も祀られてはいないのではなかろうかという状態で山の頂上に佇んでいる。遠目ではあるが、社の奥の方に何やらあぐ…

玉造要害山の大天狗(前編)

玉造温泉に足を運んだ際に訪れた玉作湯神社、 『延喜式』および『出雲国風土記』に記載のある古社であるとの記述があるが、創建時期は不明だとのことである。 延喜式 (日本歴史叢書) 作者: 虎尾俊哉,日本歴史学会 出版社/メーカー: 吉川弘文館 発売日: 1995/…