ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2015-03-24から1日間の記事一覧

みどりいろの記憶

ぼくは、生まれた時から最近までの記憶がまったくなかった。 覚えているのはちょうど一年前までの思い出だけ。中野区にある小さなワンルームのアパートで、紫色のセーターを着た女の子と一緒に寄り添って、古いSF映画を観ていた。その前のことは何も、なにひ…